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読書diary ロマンス茶房

読んだ本のあらすじと感想を紹介します。ロマンス小説が中心になります。ネタばれがありますのでご注意ください。

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Archive [2006年10月 ] 記事一覧

「エメラルドの花嫁」 レイ・マイケルズ I-1611

≪あらすじ≫
 若手有望ジュエリーデザイナーのデヴィッドは、高級宝石店の経営者ヘンリーから、彼の孫娘イヴとの結婚話をもちかけられた。イヴと結婚すれば、後継者として店の権利の半分を譲り、デザインは100%任せるというのだ。イヴからは名前だけの結婚だと言われたが、こんなチャンスを棒に振るわけにはいかず、デヴィッドは結婚を承諾した。一方、イヴもある理由があって形式だけの結婚を求めたのだった。

≪感想≫ ネタばれです。
 舞台が宝石店なだけに、いろいろな宝石が出てきて、文章からどんなジュエリーかイメージするのが楽しかったです。

 さて、上の<ある理由>というのは以下のようなものです。イヴは相手が既婚者とは知らずトラヴィスという男性と付き合っていましたが、事実を知り彼に3才と6才の娘がいたため、彼と別れました。別れても彼を一生愛し続けるので、他の男性に言い寄られないように、デヴィッドと形式的な結婚をすることにした訳です。

 普通ロマンス小説のヒロインは、相手が既婚者だとわかると、すぐ目が覚めるんですが、イヴは全然目が覚めません。彼は悪くない、自分ではどうしようもないものに縛られて身動きができなかっただけ、と言っています。彼に娘がいなかったら、略奪する気だったようです。後になって、トラヴィスが妻との結婚生活が崩壊していると言ってイヴと交際していた時期に、彼の妻が妊娠していたことを知って、ようやく目が覚めて、デヴィッドへの愛に気付くんですが、遅すぎるし調子良すぎですね。ヒロインの行動がアレレだと、読んでいてもいまひとつの感じになりますね。

≪BOOK DATA≫
 「エメラルドの花嫁」 Bride by Design
   レイ・マイケルズ(多織美奈) I-1611 2003年6月

「偽りの彼方に」 ダイアナ・ハミルトン R-1916

≪あらすじ≫
 キャット(キャタリーナ)は、祖父から遠縁にあたる実業家アルドとの結婚話を持ちかけられた。祖父は若い頃、兄と衝突して故郷イタリアを飛び出しイギリスに移住したが、兄の会社の株を持っていたため労せず多額の配当金を得ていたことを心苦しく思っていた。そのため、兄の孫アルドとキャットとの結婚によって、親族との絶縁状態を修復しようと考えたのだ。キャットは株目当ての結婚話に乗り気ではなかったが、アルドを一目見て強く惹かれ、結婚することになった。だが、結婚後まもなくアルドの秘書アイオランダから、自分がアルドの愛人であることを告げられた。更にはキャットが妊娠するとアルドは寝室を別にし、何日も家を空けるようになった。流産した後、キャットは自宅から別荘に追いやられ、アルドは会いにも来なかった。そして2ヶ月後、アルドはアイオランダを伴って別荘を訪れた。

≪感想≫ ネタばれです
 アルドは、キャットから不倫を責められた時、自分を信じてくれなかったと激怒するのですが、客観的にみると疑われるようなことばかりしているんですよね。自分の非を認めず逆ギレするところが、モラハラっぽくて嫌でした。もっともキャットもうじうじ悩むばかりではなくてアルドにちゃんと行動の理由を聞いたり、不満を言ったりすればよかったんですが。
 流産した後のキャットを一人にしたのは、「ぼくが仕事にいそしんでいる間、てっきりきみは贅沢な暮らしを楽しみ、流産で受けた心身の傷を癒しているはずだと思い込んでいた」からということですが、人の気持ちがわからないにも程があると思いました。
 
≪BOOK DATA≫
 「偽りの彼方に」 His Convenient Wife
  ダイアナ・ハミルトン(八坂よしみ) R-1916 2003年11月

「キスはあなたと」 サラ・クレイヴン R-1971

≪あらすじ≫
 ルー(ルイーズ)の父と、父の再婚相手である義母と、その連れ子である義理の妹は、ロンドンで暮し週末だけ村の別荘で過ごしていた。ルーは別荘に一人で暮し、近くの法律事務所で働いていた。そして、家族が別荘を訪れる時は、ルーが家事いっさいを任されるのだった。だが、ルーが恋人のデイビッドと結婚すれば、こんなこともなくなるだろうと、辛抱していた。ある日、妹に父の会社の取引相手との結婚話が持ち上がり、その相手アレックスの接待を別荘で行うことになった。だがその翌朝、妹はデイビッドと駆け落ちするという置手紙を残して家を出て行ってしまった。するとアレックスは、妹の代わりにルーに結婚相手になってくれるように求めてきた。そうしなければ、父の会社への融資を断るというのだ。アレックスは祖母から、思い出の家を相続したければ、三ヶ月以内に結婚しろと言われて、切羽詰まっていたのだ。

≪感想≫
 本の裏のあらすじを読んだ時は、ベティ・ニールズ風なのかと思いましたが、全然違いました。アレックスとルーの丁々発止のやり取りが、面白い作品でした。
「お祖母様はさぞあなたを誇りに思っていらっしゃるでしょうね。脅迫が上手な血筋をそっくり受け継いでいるんですもの」 とか。

 アレックスは立派な行動を取る時もあるのに、肝心なところでひどい行動をとってしまう傾向にあります。ただ、そういう行動を取った理由が、読んでいてよくわかるので、それほど不快にはなりませんでした。とは言うものの、アレックスは直前まで人妻と関係を持っていたという点で、最初から彼に対する人物評価が地に落ちてしまい、そういう先入観で読むことになってしまったのが、残念でした。

≪コミック≫
 「キスはあなたと」 
   田辺真由美/サラ・クレイヴン 宙出版 2007年12月

 ≪BOOK DATA≫
 「キスはあなたと」 The Token Wife
   サラ・クレイヴン(高木晶子) R-1971 2004年6月

「始まりは愛人」 ヘレン・ビアンチン  R-1802(HR‐127)(HQB-381) 

≪あらすじ≫
 ミケイラの父は、実業家ラファエルから50万ドルの金を横領して告訴されていた。だが、その父は脳腫瘍を患い、余命いくばくもない状態だった。ミケイラは、父に残りわずかな余生を監獄で過ごさせたくなかった。そこで、告訴を取り下げてもらう代償として一年間ラファエルの愛人になることを申し出た。

≪感想≫
 ビアンチンの作品は、お金持ちのヒーロー、ヒロインの話が多いのですが、本作はヒーローはお金持ちですが、ヒロインは貧乏どころか借金もちです。50万オーストラリアドルは、現在のレートで4500万円ぐらいですが、これを1年間愛人になることによってチャラにしてもらうというのは、図々しすぎるような気もします。でも、ミケイラが何もしなかった場合でも、病院で寝たきりの父を収監するのは無理そうだし、父が死亡した時にミケイラが負債を引き継がなければいいし(オーストラリアでは法律が違う?)そうすればラファエルが丸損になりますね。そう考えれば、これもアリかなと思います。

 ミケイラは、愛人になったとはいっても、ラファエルに面倒をみてもらって大事に大事にされています。そのあたりの描写を楽しむ作品のような気がします。そして、Rにしては、HOTなシーンが多いです。また、ビアンチン作品お約束のライバル女も登場しますが、他作品のライバル女に比べるとソフトです。

 現在「地中海の恋人」というタイトルで”レベッカ・ウインターズ著I-1572「花婿の誓い」と同時掲載で発売されています。舞台がオーストラリアなのに地中海?と疑問でしたが、ラファエルがラテン系ヒーローだからのようです。

≪コミック≫
  「始まりは愛人」 
    夏よしみ/ヘレン・ビアンチン 宙出版 2006年11月

≪再録≫
 「地中海の恋人」 HR-127 2006年10月
  「始まりは愛人」 ヘレン・ビアンチン(鈴木けい)   R-1802
  「花婿の誓い」  レベッカ・ウィンターズ(高山恵)  I-1572

≪再録≫ 
 「始まりは愛人」 Mistress by Contract
   ヘレン・ビアンチン(鈴木けい) HQB-381 2011年7月
 
≪BOOK DATA≫
 「始まりは愛人」 Mistress by Contract
   ヘレン・ビアンチン(鈴木けい) R-1802 2002年9月

「愛は一度だけ」 デイ・ラクレア I-1624

≪あらすじ≫
 レインはリューシャンから呼び出しの手紙を受け取り、川沿いの小屋にやって来た。十年以上前、レインは彼と一夜を共にしたが、その後彼が彼女の祖父を土地の境界争いのいざこざで、誤って撃ち殺してしまい、お互いに憎み合ってきたのだった。一方、リューシャンもレインから呼び出しの手紙を受け取って、小屋にやって来た。もちろん二人とも手紙を出した覚えはない。一体誰が何を企んでいるのだろうか。そんな時、突然激しい嵐に襲われ、二人は小屋で一晩を過ごす羽目になってしまった。

≪感想≫ ネタばれです。
 手紙を出したのはもちろん<キューピッド委員会>です。<キューピッド委員会>とは、男女の縁結びを行う謎の組織です(前回参照)。そしてレインの祖母ナナが委員会への依頼者です。

 そもそもレインとリューシャンの仲がこじれた原因の一つが土地の境界争いで、ナナがその辺の事情をちゃんと話せば解決したかもしれないのに、自分で何もしないで委員会に依頼して解決しようとしたのはあまりに勝手なのでは、と思いました。一方、リューシャンも、レインの祖父を撃ち殺してしまった事件の真相をずっと隠していたのですが、もし10年前にレインが真相を知ったら、ひどい精神的ダメージを受ける可能性があったことから、この点は止むを得なかったとも思います。前作もそうでしたが、秘密を隠し通したままでは、信頼関係が築けないというのがテーマとなっています。

 <キューピッド委員会>の仕掛け人シャドウが独身のままですが、彼のスピンオフはないんでしょうか。

≪スピンオフ≫ キューピッド委員会もの
 「見知らぬフィアンセ」 I-1557
 「結婚式は嵐のように」 I-1610
 「愛は一度だけ」    I-1624


≪BOOK DATA≫
 「愛は一度だけ」 The Baby Bombshell
   デイ・ラクレア(南あさこ) I-1624 2003年8月

「結婚式は嵐のように」 デイ・ラクレア I-1610

≪あらすじ≫
 グレイは、男女の縁結びを行う謎の組織<キューピッド委員会>に、喧嘩別れした恋人エマとの縁結びを依頼した。喧嘩の原因は、寝物語でエマが祖父の会社の危機を告げた後、グレイが祖父の会社を乗っ取ったことにあった。エマはグレイに信頼を裏切られたと感じ、価値観の違いを痛感したのだ。キューピッド委員会としては、今回のように縁結びされる当事者のグレイが委員会の存在を知っている場合、やりにくくて仕方がない。案の定、トラブルが続発した。

≪感想≫
 今回は委員会が介入しないほうが良かったのではないかと思えるほど、めちゃくちゃなことになっています。グレイも委員会に依頼する前に、エマに乗っ取りの真相をちゃんと話せば、やりなおせたと思います。でも、それでは物語にならないので仕方がないですね。とはいえ、飛行機のトラブルとひったくりが委員会の仕業でないなら、委員会が仕掛けたのは祖父の病気(仮病)ぐらいですから、たいしたことはしていないとも言えます。ところで仕掛け人シャドウは何をしたんでしょうか。

≪スピンオフ≫ キューピッド委員会もの
 「見知らぬフィアンセ」 I-1557
 「結婚式は嵐のように」 I-1610
 「愛は一度だけ」    I-1624

≪BOOK DATA≫
 「結婚式は嵐のように」 The Whirlwind Wedding
   デイ・ラクレア(南あさこ) I-1610 2003年6月 

「紳士の誘惑」(狼たちの休息VII) ビバリー・バートン LS-244(P-381)

≪あらすじ≫
 地方誌の発行人兼編集長のアニーは、部下の女性の失踪を調査していたが、何者かに襲われて危ういところを休暇中の警備会社ダンディー・エージェンシーのCEOのデインに救われた。アニーの部下は大きなネタを掴んだために、殺された可能性が高かった。なりゆきでデインはアニーの護衛兼真相の究明をすることになったが、アニーはデインと行動をともにすることに気が進まなかった。南部の旧家出身のデインを見ると、同じく南部出身で横暴で高圧的だったアニーの父や前夫を思い起こすからだった。

≪感想≫
 警備会社ダンディー・エージェンシーのメンバーが主人公となっているシリーズの一つです。警備会社という性格上、トラブルに巻き込まれた女性を守るうちにロマンスが芽生える、というパターンが多くなっています。

 本作は、父や前夫に植えつけられた南部紳士に対するトラウマを、アニーがどう克服していくかがメインとなっています。アニーが何度も襲撃されるので、スリル感はたっぷりです。アニーの身近な人物が襲撃の黒幕であることが、冒頭で書かれているので、誰もが怪しく見えます。

≪シリーズ≫ 狼たちの休息
 1. 裏切りの一夜     LS-184(P-339)
 2. 天使と野獣      LS-188(P-339)
 3. 遥かなる呼び声    LS-192(P-341)
 4. 瞳のなかの永遠    LS-216(P-341)
 5. あの日のあなたへ   LS-220(P-343)
 6. 聖女と堕天使     LS-224(P-343)
 7. 紳士の誘惑      LS-244(P-381)
 8. 戦火のヴィーナス   LS-248(P-381)
 9. 最後の夜を忘れない  LS-252(P-382)
 10. トパーズの瞳      LS-272(P-382)
 11. 呪われたウエディング LS-276
 12. 罪深き守り手     LS-280
 13. あなたが遠すぎて   LS-297
 14. プリンセスと野獣   LS-300(コミック)
 15. 傷ついた薔薇     LS-303
 16. 星降る夜の出来事 「聖なる夜に口づけを」HT-10(PB-98)に収録
 17. 砕かれた永遠     LS-315
 18. 暁には涙をふいて   LS-318
 19. 情熱の記憶      D-1172
 20. 愛を取りもどす日   D-1179
 21. 失われた永遠      HTPⅩ-1
 22. ケリダ、わが愛     HTP-13
 23. ボディガードは一人だけ HTP-17
 24. 甘すぎる誘惑      HTPⅩ-2
 25. 神秘の島の伝説     HP-1
 26. 許されざる秘密     HTPⅩ-5

≪関連シリーズ≫
 狼たちの休息 愛はここから

≪再版≫
 紳士の誘惑」(狼たちの休息VII) Keeping Annie Safe
   ビバリー・バートン(青山梢) P-381 2010年11月

≪BOOK DATA≫
 「紳士の誘惑」(狼たちの休息VII) Keeping Annie Safe
   ビバリー・バートン(青山梢) LS-244 2005年6月

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